２０１８年に世界遺産に登録されたばかりの大浦天主堂や、軍艦島など世界遺産が多数あり「世界新三大夜景」にも選ばれているこの長崎は、今や日本だけでなく世界中から注目を集める旅先となっている。

こうした世界遺産を巡り、異国情緒漂う長崎の街並みを散策した後に癒しと寛ぎの場でもてなしてくれるのが「にっしょうかん 別邸紅葉亭」。

数寄屋造りの純和風旅館でありながら、総ての客室から長崎随一と言われる夜景を見渡せる景観を誇る。

広々とした客室で一息つき、窓の外の街並みに目を投じると、煌々と電燈がともっていく。散りばめられた宝石や星空のように輝きわたる夜の長崎は、息をのむほどに美しい。

一千万ドルの夜景とも言われ、多くの人々を魅了した長崎の夜は、胸の底にありありと灼きつき、記憶に残る旅となってくれることだろう。

夕食は部屋食で饗され、今回のプランは長崎伝統の卓袱（しっぽく）料理を愉しめる。

郷土料理ならではの尾鰭椀（おひれわん）から始まり、小菜、天然物にこだわった姿造りや中鉢、そして〆の梅椀まで料理長の腕が余さず発揮される絶品ぞろいだ。